店主三井のおいたちから 修行時代

店主の三井は幼少の頃から食に興味をもち、小学生の3年生頃からは兄と一緒に鍋を振って食事を作っておりました。
高校に入り背伸びをする年頃にはあの青山・六本木の有名飲食店で働き、そのあと六本木のスイス料理店、食品倉庫などで働き、外食の片鱗を見ながらバブル期を過ごしました。20代半ばからは輸入車ディーラーでサービスと営業の仕事をし、30代は非鉄金属を中心にオフィス家具メーカーとの仕事を請け負う商社で働き、建築関係の仕事にも携わってきました。飲食業界以外にもさまざまな業界の仕事を経験し、それから一念発起し、「パン屋で働く」と家族に伝え、今は無き「der Akkord」の松尾氏に入門しました。
マクロビオティックを推奨する松尾氏について、入門時80キロあった体重も3ヶ月で65キロまで落ち、40余年生きてきた中で身体にたまったものを「拝毒」できました。
日々、仕込み、成型、ミキシングとほとんどの仕事をこなし、
もうそろそろ3年になろうかという頃に、自分の店の準備にはいりました。

2011年7月 神田明神下御臺所町  三井製パン舗オープン

途中東日本大震災で電気やガスの工事の目処が立たず、予定通りに開店できるか不安な時期もありました。それでも新しいスタッフにも恵まれ、どうにか神田明神のお膝元で6年という時間を過ごせることができました。「三井製パン=あんぱん」というほど人気になり、
小さな店舗でしたがあんぱんだけ2~300個を販売していました。

2017年4月 千葉県大網白里・ 季美の森へ引っ越し

そんな中、長年サーフィンを続けてきて休みの日には茨城、千葉、湘南と夫婦揃ってのめりこんでいて、本当はカリフォルニアやシンガポールとかに住みたいね~なんて話をしていましたが現実味が無く、でも湘南あたりに住めればちょっとかっこいいかも?!ということで、鎌倉・七里ガ浜近辺で物件探しをはじめましたが、どうにもこうにも中々良い物件が見つからず、では千葉のあたりはどうかと、いつもお世話になっている女子サーフィン界の重鎮、島尻裕子さんのお店のある大網近辺で探しはじめました。時は東京オリンピックでのサーフィン誘致に沸く千葉・一宮、海の側であればそのあたりということなのですが、
季節商売になってしまい冬のお客様が見込めないとあり、では住宅地辺りではということで、土気・あすみが丘、大網・季美の森、みずほ台、緑ヶ丘等を散策。
季美の森の住宅地でよいところがあったのですが、商業地制限で断念!!不動産屋さんと一服していると、事業用地のところに空き地が???「あそこ空いてますか?人が住んでも大丈夫ですか??」と調べてもらうと「!!!大丈夫です!!!」即決です(笑)それからとんとん拍子でことが進み、2017年4月のopenとなりました。

三井製パンのパン

有機農法、自然農法、オーガニック食材?!
日本ではまだまだ「特別なもの」として捉えられている感が否めませんが、人が口にするものがあるがままで美味しくさえあればという考えで、安全、安心などと大げさなことを掲げて商売をしていこうとは思いません。小さいお子さんが甘く無い食事パンをむしゃむしゃずっと食しているのをみた親御さんが、「うちの子いままでパンなんてほとんど食べなかったのに?!」なんておっしゃりながら、にこにことされているのを見ると、こちらも和んでしまいます。
ご年配の方々もご夫婦寄り添って「昔は海外で生活していたことがあって、こんなカンパーニュやバゲットが好きなんだよ!!」とおっしゃってライ麦のカンパーニュやバゲットを購入されていきます。
そんななんでもない普段使いのパンをご提供しております。